数学の勉強は他の科目に比べ容易ではありません。
地道な努力と意志力が必要です。1つずつ理解してゆく努力を続けていると、必ず見違えるほど実力が付いてきます。
数学が分かるようになると、自分に自信が付いてきます。
その結果他の科目にまで良い影響を及ぼし、将来の可能性が広がってきます。 |
1 数学の勉強は毎日する
サッカー、野球をする人は毎日基礎トレーニングをします。
ピアノ、バイオリンを弾く人は、毎日指の練習をします。
どうして毎日続けるかというと、体で覚えた指の動き、感覚、持久力が維持されるからです。
数学も毎日勉強していると、数学的な思考力、計算力が維持されます。
1日、2日と勉強をしないでいると、だんだん数学から気持ちが離れ、どんどん数学的な思考力、計算力が落ちてきます。
中学生なら毎日20分、高校生なら毎日30分以上は必ず数学の勉強をしてください。
これを続けていると、必ず数学の力が付いてきます。
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2 体系的に勉強する
教科書や傍用問題集をおろそかにしてはいけません。基礎をしっかり身に付けるためには、まず教科書や傍用問題集を全部自分で解いて理解することを第1目標にします。
次に、参考書と受験用問題集を1冊ずつ使ってこれをマスターすることを第2目標にします。
何冊も参考書を使ったりいろいろ問題集に手を付けるのはよくありません。
良い参考書1冊と志望大学に合わせた受験用問題集1冊をマスターすれば十分です。理系難関大学を目指す人は、さらにレベルの高い問題集を1冊マスターすることを勧めます。
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3 3回繰り返す
教科書・参考書・問題集は必ず3回繰り返し勉強してください。
1回目は一通り全部の問題を、教科書は例題、問を含めて、自分で解きながら、丁寧に勉強します。
問題集はすべての問題を解くようにします。解けなかった問題は印をしておきます。計算ミスをした問題にも印をしておきます。
2回目は1回目に印を付けた問題を重点的に勉強します。2回目も解けなかった問題は二重に印をしておきます。
3回目は2回目に印をした問題を中心に勉強します。1回目より2回目、2回目より3回目とだんだん理解が深くなります。
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数学の勉強法 |
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はじめに |
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勉強の進め方 |
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1 数学の勉強は毎日する |
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2 体系的に勉強する |
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3 3回繰り返す |
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問題の解き方 |
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1 答えるべき事柄をはっきりさせる |
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2 条件に注意する |
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3 考える時間は15分を目安にする |
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4 計算は正確にする |
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5 図・グラフは丁寧に書く |
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解けなかった問題について |
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1 後で考える |
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2 質問する |
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数学の正攻法 |
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1 定義を覚える |
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2 定理を覚え、定理の証明ができる |
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3 公式を覚え、公式の証明ができる |
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4 論理的思考力を付ける |
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5 典型的な問題の解法を覚える |
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6 問題を解く発想法を身に付ける |
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小論文の書き方 |
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文章は心で書く。 |
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毎日5分、気付いたことを書き留める。 |
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自分の考えを持つ。 |
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興味を持った文章の要約をする。 |
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基礎科(高1・2生) |
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数I基礎講義 |
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数A基礎講義 |
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数II基礎講義 |
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数B基礎講義 |
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整数問題 |
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受験科(高3・卒生) |
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数IAIIB講義演習 |
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数III講義演習 |
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数C講義演習 |
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III積分講義演習 |
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数IAII講義演習 |
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B整数講義演習 |
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整数問題演習 |
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数学の発想法 |
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確率講義 |
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公立高 |
学芸大附、光陵、横浜緑ヶ丘など |
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私立高 |
湘南白百合、横浜雙葉、山手学院など |
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