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    息子の大学受験を終えて 2014年 逗子開成高校 INくんのお父様
    〜 受験における一期一会 〜
  2014年の春、我が家の息子は大学受験を終了しました。幸運にも志望校である京都大学に合格することができました。受験勉強の過程でYMSの郷田先生、方波見先生に大変お世話になり、親として言い尽くせない感謝をしております。ここに、親から見た息子とYMSの関係について振り返ってみたいと思います。
  息子は父親の仕事の都合で小学6年の7月まで海外で過ごしたので、本格的に中学受験を開始したのは8月からでした。一般的には小学4年生から塾に通い中学受験を迎えるのが多くのケースと認識しておりますので、かなり遅いスタートでした。しかし、帰国子女枠という制度を利用し、希望する中高一貫の男子校に入学することができました。帰国して中学を受験するまでの約6ケ月間は、親から見ても一生懸命に努力していたと思います。当時通っていた塾では、同じ学年の塾生から「修行僧」と呼ばれるように必死になっていたようです。
  そのように頑張って入学しましたが、中学時代は勉強に打ち込む姿を見ることができず残念な思いが続きました。せっかく入学した中高一貫校ですから、私たち親からすれば「なぜ勉強しないのか」という思いは募り、息子に問いただし説教することもしばしばでした。しかし、そのような説教など息子には届くこともなく、中学3年間が過ぎました。高校生になってからは、中学時代に散々説教をしたにもかかわらず一向に変化がないことに観念し、勉強に関して一切口にすることをやめました。
  ところが、息子も高校生になると自然と変化が現れ、何がきかっけかは明確でありませんが少しずつ勉強をするようになりました。ひとたび勉強を始めると成績もそれなりに向上するので、息子自身も勉強する意欲が芽生え、高校2年になると塾へ通うと言い出しました。息子は文系を志望していました。それは国語などの文系科目が好きだとか得意だという理由ではなく、数学が苦手だということが主要因でした。ある時の数学の偏差値は38です。到底、数学を受験科目にしようなどとは思わないのが普通です。しかし、親は国立大学を強く勧めるので、息子は数学がある国立文系にするのか数学のない私立文系にするのか相当迷っていたようです。そんな中、海外で過ごした日本人学校の同級生に刺激され、国立文系にターゲットを絞ったようです。
  そうなると、苦手な数学を克服しなければなりません。当時、息子は様々な塾で数学を学ぶ体験受講を始めました。親からすると、一か所に腰を下ろして取り組まなければ、成果が上がらないと感じていました。息子は、自らが試みた体験受講を通して個別指導が良いと結論づけ、個別指導の数学塾を探索し、YMSを訪れ体験授業をしていただきました。それが高校2年の夏のことです。郷田先生の温厚な人柄と分かりやすい解説に魅了され、息子は即入塾を決めました。夏休みに7回ほど指導していただき夏休み明けの期末テストに臨みました。成績は一気に文系クラスで4番まで上がりました。もちろん、先生の指導、本人の努力の結果だったのかもしれませんが、もしかすると偶然だったのかもしれません。いずれにせよ、努力に対して結果がついてくると良い方向に向かいます。息子は秋以降も部活を続けていたので夜8〜10時という遅い時間に指導していただいておりました。部活を終えて電車に飛び乗り、おにぎり1つをほおばってYMSの授業を受けていたそうです。そんなスケジュールでも、郷田先生のところで学ぶのが楽しくて仕方なかったようでした。とても難しい問題も非常にわかりやすく解説してもらえるので、家に帰ってからも復習を欠かさず毎週取り組んでいました。入塾後、数か月すると郷田先生が「君は志望校に合格するんじゃないの」とおっしゃったそうです。その頃の成績では、志望校など高嶺の花だったことは事実です。しかし、そういう言葉も息子には「頑張る材料」になっていたようです。振り返ってみれば、郷田先生の指導内容だけでなく、「ほめて育てる」的な一面が、息子のやる気スイッチをオンにするきかっけとなったのかもしれません。そして、高校3年生の夏にはとうとう数学の偏差値が75を記録しました。もちろん瞬間最大の結果でしたが、本人には相当自信になったようでした。その頃には、息子の中で受験戦略が確立し始めており、苦手な国語を数学でカバーするという戦略でした。
  そして受験シーズンとなり、数学が受験科目にある私立大学を受験しました。慶応義塾大学の経済学部を数学、英語、小論文で合格したことは、本人の自信になったようです。本命の京都大学の受験でも、数学は「確実にできた」と実感を持っていました。大学入学後の成績開示の結果を見ても、息子の言葉通りに数学で得点を稼いでいたことが合格に寄与していたことがわかりました。
  息子がYMSで数学の解法を学んだことは事実です。しかし、親の目から振り返ってみると、数学の解法を学ぶ過程で、物事を論理的に理解することを学んだのではないかと思います。郷田先生に指導を受けるようになってからの息子は、物事を深く考えるようになり、幼稚さが消えていきました。おそらく、郷田先生の指導には「物事の論理」を身に着けさせる面があったのではないかと思っています。息子本人はどのように解釈しているかわかりませんが、親の目にはそう映っています。
  人生には、分岐点がいくつもあります。さしずめ息子にとって郷田先生は、分岐点で方向を指し示してくれた人物になっていると思います。このような出会いを一期一会というのかもしれません。息子が塾の体験受講を繰り返していたことは、実は「自分にあった先生探し」をしていたのかもしれません。そうだとするならば、息子が郷田先生に会えたことは必然だったのかもしれません。
  子供と大人ですから、良い先生がすべての子供にも良い先生ということはないと思います。しかし、郷田先生は、指導だけでなく一人の子供を成長させてくれる先生だと思います。息子には、郷田先生に出会えた一期一会を大切にしてほしいと思っています。
  最後に簡単ですが、郷田先生、方波見先生ありがとうございました。我が家には妹もいますので、いずれお世話になると思います。よろしくお願いします。

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